住友電気工業「再エネ時代の電力供給安定化の切り札“レドックスフロー電池”」

●住友グループ広報委員会のサイトで、「住友と共創 ~ビジョンを描く~」というコラムの連載を担当させていただいております(https://www.sumitomo.gr.jp/act/vision/)。今回は、住友電気工業です(以下、執筆した記事から一部を引用させていただきました)。
再生可能エネルギー(以下、再エネ)の大量導入が進む現代において、電力系統の安定化は喫緊の課題だ。太陽光や風力といった再エネは天候によって出力が大きく変動するため、安定した電力供給を維持するためには、大容量の蓄電技術が不可欠である。
この難題を解決するキーテクノロジーとして、住友電気工業(以下、住友電工)が実用化したのが「レドックスフロー電池」である。電解液をポンプで循環させて充放電を行う大容量の蓄電池だ。酸化還元反応(Redox)と、電解液の流れ(Flow)から、こう名付けられた。

強みは「安全性」「長寿命」「大容量化」
この電池の強みは、「安全性」「長寿命」「大容量化」の3点である。安全性においては、国内の消防法において危険物に該当しないという点が際立っており、リチウムイオン電池で発生しているような火災のリスクが極めて低い。
長寿命も特筆すべき点である。一般的なリチウムイオン電池は、充放電を繰り返すことで電極に含まれる“活物質”が構造的に劣化し、徐々に容量が減少していく。そのため、1日当たり1サイクル程度の運用が上限の目安とされ、サイクルの増加が電池寿命を大きく左右する。これに対し、レドックスフロー電池は、充放電に関わる活物質(バナジウムを採用)が電解液としてタンクに貯蔵され、ポンプによって電解液がセル内を循環する構造を採用している。そのため、充放電サイクルによる劣化が起こらない。
※続きおよび詳細は住友グループ広報委員会の下記サイトでご覧ください。
https://www.sumitomo.gr.jp/act/vision/sei
(文責:堀 純一郎=HORI PARTNERS代表)